エイジフレンドリー補助金【補助金・助成金 2020】

あまり知られていない、でも使いやすそうな補助金がありましたのでご紹介します。
60歳以上の高齢労働者を1名以上常時雇用する中小企業が対象となっている補助金です。
申請も非常に簡便なものになっているため、コロナウイルス感染対策、高齢労働者の活躍を推進している会社さんにとっては、とても有効な補助金だと思います。
予算は6億円程度と大きくはないですが、まだまだ枠があるそうですので、検討してみてはどうでしょうか?

 

 

1.補助金の目的

今年度新たに創設された補助金で、⾼齢者が安⼼して安全に働くことができるよう、中小企業事業者による職場環境の改善等の安全衛生対策の実施に対して補助することを目的としています。

具体的には、
⾼齢者が就労する際に感染症予防が特に重要となる社会福祉施設、医療保健業、旅館業や飲⾷店等の接客サービス業等では、利⽤者等と密に接する業務での新型コロナウイルス感染を防⽌するため、対⼈業務を簡素化できる設備改善や作業改善が望まれています。

これらに対する施策を実施する企業に補助金を出して、高齢労働者の活躍できる職場づくりを推進してもらおうというものです。

 

 

2.募集期間

令和2年6月12日~令和2年10月31日まで
※令和2年11月13日までに延長されました

各月で一旦締めきって、予算が残れば10月31日まで毎月募集をかけるという事になっています。

 

3.補助率

補助率:1/2
最大100万円
最大で200万円の投資に対して、100万円が返ってきます。

 

4.対象となる事業者

⾼年齢労働者(60歳以上)を常時1名以上雇⽤している

次のいずれかに該当する中⼩企業事業者

業種(大分類)業種(小分類)常時使用する労働者数資本金または出資の総額
小売業小売業、飲食店、持ち帰り配達飲食サービス業など50人以下5,000万円以下
サービス業医療・福祉、宿泊業、娯楽業、教育・学習支援業、情報サービス業、物品賃貸業、学術研究・専門・技術サービス業など100人以下5,000万円以下
卸売業卸売業100人以下1億円以下
その他業種製造業、建設業、運輸業、農業、林業、漁業、金融業、保険業など300人以下3億円以下

労働保険及び社会保険に加⼊している

 

5.対象となる職場環境の改善対策

  • ⾝体機能の低下を補う設備・装置の導⼊
  • 働く⾼齢者の健康や体⼒の状況の把握等
  • 安全衛⽣教育
  • その他、働く⾼齢者のための職場環境の改善対策

また、新型コロナウイルスの感染防⽌を図りつつ⾼齢者が安⼼して働くことができるよう、利⽤者や同僚との接触を減らす対策も補助対象になります。

 

具体的には、

【働く⾼齢者の新型コロナウイルス感染予防】

  • 介護におけるリフト、スライディングシート等の導⼊
  •  介護における移乗⽀援機器等の活⽤
  •  客室への荷物配送、配膳等の⾃動搬送機器の導⼊
  •  熱中症の初期症状等の体調の急変を把握できる⼩型携帯機器 ( ウェアラブルデバイス ) による健康管理システムの利⽤

※使い捨てマスク等の消耗品、ビニールカーテン等の仮設の設備については対象となりません。労働者個⼈ごとに費⽤が⽣じる対策(ウェアラブルデバイス、防滑靴、体⼒チェックなど)については、雇⽤する⾼年齢労働者の⼈数分に限り補助対象です。

 

【⾝体機能の低下を補う設備・装置の導⼊】

  •  通路の段差の解消(スロープの設置等)
  •  階段に⼿すりの設置kiken
  •  床や通路の滑り防⽌対策(防滑素材の採⽤、防滑靴の⽀給)
  •  暗い作業場所の照度の改善
  •  危険箇所への安全標識や警告灯等の設置
  •  ⾼齢者に聞きとりやすい中低⾳域の警報⾳に交換
  •  作業時の有効視野を考慮して警告・注意機器の配置の改善
  •  業務⽤の⾞両への⾃動ブレーキ⼜は踏み間違い防⽌装置の導⼊
  •  熱中症リスクの⾼い作業がある事業場での涼しい休憩場所の整備
  •  体温を下げるための機能のある服などの⽀給
  •  不⾃然な作業姿勢を改善するための作業台等の設置
  •  重量物搬送機器・リフトの導⼊
  •  重筋作業を補助するパワーアシストスーツ等の導⼊
  • 【健康や体⼒の状況の把握等】lift
  •  安全で健康に働くための体⼒チェックの実施
  •  健康診断や⻭科健診、体⼒チェック等に基づいた運動指導、栄養指導、保健指導等の実施
  •  保健師やトレーナー等の指導による⾝体機能の維持向上活動

 

【安全衛⽣教育】

  •  加齢に伴う労働災害リスクの増⼤の理解促進のための教育
  •  ⾼齢者の理解度を測りつつ反復実施する安全衛⽣教育

と、無数に項目がありますが、これだけ項目が多いということは、「それだけ色々な施策が対象になります」ということです。
特に赤字で示した項目などは、高齢労働者のためだけでなく、会社全員でメリットを享受できそうですよね。
高齢労働者が安心して安全に働ける職場づくりが目的となるものの、それに付随する目的もかなえられる補助金なのかなと思います。保健師やトレーナー等の指導による⾝体機能の維持向上活動なんてライザップ健康経営を実践するうえでも使えそうな施策です。

 

6.申請方法

厚生労働省ホームページより申請書様式1と様式1-1をダウンロードして、必要事項を記入作成し、エイジフレンドリー補助金事務センターに送付します。
申請後は審査を受けて、交付決定通知書が届いたら、計画を実行し計画に係る費用を支払います。
その後、実績報告(様式3)を送って補助金が交付される、という流れになります。
分からないことがあったら、厚労省のホームページ、もしくは日本労働安全衛生コンサルタント会より発行されている案内に問い合わせ先がありますので、電話などで確認してみてください。

 

7.その他

この補助金は、一度申請に落ちてしまっても、再度計画を練り直して公募期間中であれば、再申請することができます
また、中⼩規模事業場安全衛⽣サポート事業として個別⽀援を行っています。
個別支援では、安全衛⽣に関する知識・経験豊富な専⾨職員を派遣してくれます
専門家が⾼年齢労働者対策を含めた安全衛⽣活動⽀援(現場確認・ヒアリング・アドバイス)を実施してくれる制度です。

こちらには先進企業の取り組み事例も載っていますので、参考にしてみてください。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日々補助金や助成金はあたらしい制度が作られ、また既存の制度も申請方法や要件などが更新されています。申請するよりも最新情報を追いかける方のが難易度が高いんじゃないか、なんて感じていたりしますが、なんとか有効活用して、この難局を乗り切っていきたいですね。

 

 

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